Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューボナンザグラム

現在と未来へと発信されたカラフルでポップな楽曲群
リスナーの期待と夢を乗せてどこまで突き進むのか楽しみな『グラムロック』リリース

2011.09.14

『Soup』はやっとネクストステージにやってきた曲

── 新譜の曲順は悩みましたか?
田村:『名前』は1曲目っぽいし、『Soup』は僕らの中でネクストステージに辿り着けた思い入れのある曲だったので2曲目に、『グッドバイ』は推し曲にしたかったので3曲目、『白い点と線』と『フェイドアウト』はいつもライブでは中盤にやるので4、5曲目。『Answer』と『マーチ』はアルバム後半に似合うなっという感じですんなり決まりました。
── ライブを意識をした並びだったりセレクトだったりするんですか?
斎藤:作品のトータル分数が、ちょうど30分でライブの時間なんですよね。あっ! これライブっぽいじゃんって。
── アルバムのタイトルを『グラムロック』にしたのは?
森弘:別にコンセプトありきではなかったので、タイトルは『ボナンザグラム』でも良かったかなって思う程で。
斎藤:ボナンザグラムもロックだから『グラムロック』って考えて欲しいですね。
田村:うちらはかっこつけるより、若干悪ふざけというか人間味を出したいので、そんなユーモアが伝わったらいいですね。
── ジャケットの発案はどんな所から来たのですか?
田村:いろいろと考えました。ボナンザグラムの意味から穴埋めパズルという案があって。パズルやオセロと言ったゲームを調べているうちに、ルービックキューブが出てきて。うちらの楽曲のイメージは、ポップでカラフルなイメージや曲調もポップだから鮮やかな印象があって。そこでルービックキューブが適していたので、そこからデザイナーさんと話し合って決めました
山下:本当は6面ですけど、7色あるんだよ! うちらの曲のカラーだよ! というのを言っているんです。
斎藤:結構デザイナーさんを悩ましてしまったかもですけど(苦笑)。
山下:歌詞カードも曲ごとに色分けをして。
斎藤:曲のイメージカラーみたいな感じでね。
── ところで、まだみなさんは若いと言われる年齢ですが、同世代のバンドは意識しますか?
田村:俄然意識します。
── どんな所を意識しますか?
田村:僕はすごく歌詞を聴いてしまいますね。歌詞は僕の中で心に直接響かせる武器だと思っているので同世代がそれをどう使っているかに注目してライブ見てます。
山下:僕らにとっての同世代は、敵というより仲間意識が強いですね。
斎藤:一緒にあがっていきたいというのはあります。
── それがシーンを作って行く事だと思いますよ。皆さんが10年代においてシーンを作ってくれると私はとても嬉しいです。
田村:うちらはシーンを作りたい! というよりかは、気付いたらシーンが出来ているといった感じを見てみたいです。
山下:同世代のバンドと話していると頭が良いし、みんないろいろと考えていて。それで刺激になる事もあるけど、ライブは負けたくない。でもお互い頑張っていこうよみたいな。
── バンド結成当時はそんな風に思っていましたか?
全員:思ってなかったですね。
田村:最初はお遊びだったね(笑)。
山下:ライブは当時、月2回程やっていて。たまにツアーに呼んでもらったり、状況が変わってきて、就活の時期に悩んだりして。
── 何でそこで音楽の道を選んだのですか?
田村:いろいろと考えましたよ。人には価値観があるなって。老後も含め幸せな家庭で生きたい人は、嫌な仕事でも続けていけるし、ちゃんと幸せがあるからそこに向けて頑張れるし。でも、僕はおじいさんになってからの幸せにあまり魅力を感じなかった。今出来る事の方が絶対に楽しい。そこで天秤にかけたら、今自分がやりたい事をやりたいなって思って選びました。
斎藤:僕は最終的につなぎ止めたのは人との関わりなんですよ。音楽でいろいろと楽しませてもらったり、助けてもらったりしたので、音楽で恩返しをしたいし、見返したいなと思いました。
田村:特別な存在になりたいよな。
──特別な存在というのは、リスナーにとってですか?
田村:男の子である以上、小学校の頃からサラリーマンになって埋もれたくない願望があったんですよ。一歩抜けたいというか。大学生活で探ってきた中で、音楽でなら一歩抜けられるかなと思ったんですよね。へたくそでも、ポテンシャルがあるかなって。それを試さないのはもったいないなと。
── お2人はどうですか?
森弘:一番向いているんじゃないかなって思って(笑)。
山下:俺は良い音楽をやっているし、いけるでしょ! ってのがあったのと、小さい頃からバンドをやるのと売れる事が夢だったのですが、実際この立場になってバンドとして続けるのが夢の達成だなと思いました。
── みんなの中では、どれだけ音楽に関わっていけるのかが大切だったりするんですか?
田村:俺は売れたい願望があるかな。
斎藤:俺の中ではそれがイコールで繋がる。売れないと続けられないし、続けないと売れないかもしれないし。

ライブは全てを観てもらう機会

── バンドとして近い将来の目標はありますか?
田村:フェスに出たいです! ずっと前から目標ですけど。
── たくさんフェスと呼ばれるものがありますが、どんなフェスに出演してみたいですか?
田村:フジロックかな。
山下:僕は東北出身なんでARABAKIに出演してみたいですね
── ワンマンをやりたい! 願望はないですか?
田村:前回ワンマンを実施した時は友達を必死になって集める感じでしたが、知り合いじゃないお客さんだけでやるのが目標としてありますね。クアトロでワンマンをやりたいです。
── ボナンザグラムにとってライブとはどんなものですか?
田村:かっこいいバンドのライブって、演奏が上手いとかじゃなくて、人間性が出ているんですね。エモーショナルな感じや暴れているだけじゃなく、内なる感じも出ていますし。それが出せた時は勝ちだと思っています。出せなかったら、本当すいませんって感じですね(苦笑)。
山下:同世代でそれをすごい出せているバンドがいたら尊敬しちゃいますね。
斎藤:うちらの中でも「ライブとは?」となると不思議な感じがしますね。
山下:シンプルにいえば、人間性を出すというか“ボナンザグラム”を見てもらう機会ですね。
斎藤:僕らの全てを見てもらうところかな。
── 今後のボナンザグラムとして目指していることは?
田村:初見で聴いてくれる方にヤバイと言わせたいです。
山下:継続して音源を出していきたいですね。今回すごく良いものが出来たので、次の音源をこれより良いものにしなきゃいけないし、そのためには曲を作らなければいけないし。
斎藤:バンドとしては成長の証として、継続して見せていきたいですね。
田村:僕は憧れていたバンドマンの皆さんと肩を並べて対バンしたいです。
── それでは最後に読者メッセージを聞かせてください。
田村:今回のこのアルバムは間違いないと思うので、一回聴いてください。
山下:名盤です!
斎藤:僕らの生まれてきてから今までの全てが詰まっていると思うんですよね。それを聴いてそれぞれ感じたり思ったりしてみてください。
森弘:YOUTUBEにコピーバンド動画をあげてください!


ボナンザグラム「グラムロック」ダイジェスト

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グラムロック

XQEH-1012 / 1,800yen (tax in)
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1. 名前
2. Soup
3. グッドバイ
4. 白い点と線
5. フェイドアウト
6. Answer
7. マーチ

LIVE INFOライブ情報

2011年10月1日(土)下北沢ERA
ボナンザグラム1stALBUM「グラムロック」レコ発『BONA発』

Open 18:00 / Start 18:30
Adv 1,800yen / Door 2,100yen(+1D)

TOUR SCHEDULE
10月23日(日)大阪2nd LINE
10月29日(土)いわきclub SONIC
11月4日(金)京都NANO
11月6日(日)奈良NEVER LAND
11月13日(日)仙台BIRD LAND
12月9日(金)名古屋CLUB UPSET
 

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