ALMONDが立ち上げたレーベル"STINKY RECORDS"から、初めて全国販売となるアイテムが同時リリースされる。山梨を拠点に活動中の2バンド、ALMONDとWords Weeds。ALMONDの『REBORN』は自身初となるミニアルバムであり、シンプルでストレートなメロコア・サウンド。ライブで盛り上がり必至の全8曲をかっ飛ばす。スリーピースメロディック・パンクバンドWords Weedsのリミテッドシングル『obtain more things』は、聴く人の日本人的な感情を揺さぶり、憂いを感じるメロディーラインを聴かせる。
今回、作品にリリース日に下北沢シェルターでのレコ発イベントも決定している両バンドに、対談形式でお話を伺った。お互いが刺激し合いながら音楽をやっている関係にあることを感じてもらえるはず。(interview:やまだともこ+平子真由美)
常に誰かに支えられていると感じる(Nakayama / Words Weeds)
──今回発売されるALMONDとWords WeedsのCDは、Tetsuyaさんが立ち上げたレーベル(STINKY RECORDS)の第1弾リリースという形になるんですか?
Sagawa:STINKY RECORDSは2002年からあって、今までの7年間はデモテープやデモCDをSTINKY RECORDSという名前を使って各バンドがリリースしていたんです。デモから考えると今回のALMONDが第10弾でWords Weedsが第11弾になるんですけど、STINKY RECORDSを新しくしようと流通に乗せるようになってからの第1弾になります。
──自分のレーベルから出すとなると、責任は今まで以上に感じます?
Sagawa:責任はすごく感じます。自分のバンドは置いておいてもWords Weedsは自分が頑張らないとと思います。
──そもそも、TetsuyaさんとWords Weedsとの出会いはどんな感じなんですか?
Nakayama:Tetsuyaさんが前にやっていたバンド・NOBを見に行っていて、その後に一緒にTHE NO EARっていうバンドをやるようになったんです。そのぐらいですね。
Sagawa:仲良くなったのはそのへんだけど、Yoshihiroがもっと前にやっていたバンドの時に俺のギターを運ぶというスタッフをやっていたんです。その時は「お前誰?」っていつも思ってましたけど。
Nakayama:一言も口を利いたことがなかったんですよ(笑)。
──それが今なぜここまで?
Sagawa:強いて言えば、Words Weedsとやった打ち上げが面白かったってことですね。
──ライブ以外で会うことはあるんですか?
Nakayama:プライベートでは、ちょいちょいぐらい。
──曲を作る上での相談とかは?
Nakayama:個人的には、Keiくん(Sano keiichiro)にはよく話しています。家で曲を作ってるんですよって電話したりして。
──Words Weedsの皆さんはALMONDから、曲を作るにあたってアドバイスとかをもらうことはありますか?
Nakayama:個人的な技量のことで、各楽器のことはそれぞれが話していると思いますけど。バンドのライブとか、演奏を抜きにした空気の作り方はTetsuyaさんやライブハウスのスタッフの方に聞いています。
──ではALMONDの皆さんは、Words Weedsの『obtain more things』を聴いてどう感じました?
Sano:僕自身Words Weedsとは付き合いが長いので、STINKY RECORDSから一緒に出せたのが嬉しいのと、楽曲に関して言えば俺らにしかないものもあればWords Weedsにしかないものもあって、お互い良いところが出せているんじゃないかと思います。
Fukuzumi:僕も昔から知っているので、着実に段階を経てきている感じはしてます。
Sagawa:僕が好きな曲が入ってますし、テイク的にも今まで録った音源の中で一番クオリティーが良いものが取れていると思うので大満足ですよ。
──レコーディングに立ち会ったりは?
Sagawa:俺達がツアーに出る日の夜からレコーディングに入っているので、帰って来た頃には歌録りが1回終わりましたという状態で立ち会えなかったんですけど。今回は昔からある曲なのでライブでも何回も聴いているし、エンジニアは昔からやってくれている人にお願いしているので、良いところを引きだしてくれていると思います。
──昔からというと、『obtain more things』はどれぐらい前からあったんですか?
Nakayama:これまでにメンバーが2回ぐらい変わっているんですけど、題名にもなってる1曲目の『obtain more things』は前のメンバーとケンカっぽくなってしまった時に作っているので4年前ぐらいからある曲。2005年にリリースしているデモCD-R『Listen to the SENPAI sounds』(現在は販売終了)には入ってますけど、その時は前のメンバーがベースを弾いてます。楽曲のメロディーだったり曲構成だったりはほとんど変わってなくて、歌詞が変わってるぐらい。今の気持ちをちょっと織り交ぜつつ。あとは、訳詞が間違っていたりするので、そういうところを直したりで。
Sotta:こんな文法ねえ!って今になって気づくところがあって(笑)。
Nakayama:2曲目の『meaning of Living』は、2007年にリリースしている自主のミニアルバム『PROOF』にも入っているので2年ぐらい前に作った曲です。
──今回、曲を作るにあたって気にしたこととかってどんなことですか?
Ozawa:『obtain more things』はいろいろあった時期にできた曲で、特に思い入れがあるので、その時の気持ちを充分にCDに入れたかったっていうのはあります。楽曲にどう意識したかというよりはこの歌は気持ちの入れ方が違います。
Sotta:『obtain more things』は僕が入る前からある曲なんですけど、Words Weedsに入ってから一番聴いたデモだったし、当時ベースを弾いていた人は憧れている人でWords Weedsに入る時にこの曲はこうやって弾いてるというのを全部教えてもらったんです。だからこそ、今回レコーディングをするにあたって、自分でなくては弾けないというところを作らなきゃなっていう意識だけはありました。結局あまり変わらなかったですけど、気持ちだけは変わっています。
──気持ちが大事ですから。
Sotta:それを飛び越えなければ、いつまで経ってもその人の背中を見てるだけになりますからね。まだ届いていないとは思いますけど、自分としてはWords Weedsはここから始まると意識して弾いています。
Nakayama:僕は気をつけるというよりかは、両方の歌詞に思いを込めて書いていて、『obtain more things』には"3rd way"っていう歌詞が出てくるんですけど、バンドをやっていく中でメンバーチェンジがあったり、仲間との出会いがあったり、生きていく上での道ってすごくいろいろあるなと思って、その時に思ったことが全面に出せた歌詞が書けたと思います。『meaning of Living』は今そばにいる人へ向けた曲。バンドのメンバーやエンジニアさんとかが支えてくれているというのをすごく感じるので、自分の思いが込められるようにと思って歌詞を書きました。
──身近な人達のことを歌うことって多いんですか?
Nakayama:『PROOF』の1曲目『Surface and back』はそういう歌詞です。2曲目の『May』は友達の曲で、『Over』はドラムが歌詞を書いたんですけど、それも周りにいる人のおかげで壁を越えていけるという、誰かに助けてもらっているというのは自分達の中で常にあります。僕、歌詞をすごい書くんですよ。曲より歌詞がブワーッとたまる。誰かのライブを見た後は特に書けるんですけど、そうすると必然的に誰かの思いをもらって自分が考えていることを書いていくので、人に向けた歌詞が多くなるんですよ。
──タイトルの『obtain more things』は訳すと"多くのものを手に入れたい"となりますが、今回このタイミングでタイトル曲に持ってきたということは、Words Weedsが音楽をやっていく上でのテーマになっているのかなと感じたんですが...。
Nakayama:バンドのテーマとなると、ちょっと違うんです。曲を作った時はメンバー間もぐっちゃぐちゃだったので良いものを手に入れたいっていう気持ちもありつつ、辞めちゃうヤツも自分なりに夢を見つけてほしいという気持ちも込めて。曲のテーマがバンドのテーマにはなってないですけど、その曲を歌う時はいろいろと考えながら歌っています。
──となると、バンドのテーマはありますか?
Nakayama:バンド名は造語なんですけど、意味を持つ雑草っていう名前を先輩につけてもらったんです。「お前らはクソでどうしようもないけど、意味のあるクソになれ」って言われて、僕らとしても踏まれても踏まれても伸びたいっていう気持ちもあるので雑草魂という気持ちでやっています。
ALMOND are:Sagawa Tetsuya(Gt&Vo)、Fukuzumi Yoshiro(Ba&Vo)、Sano keiichiro(Dr&cho)
ファーストはインパクトを残したかった(Sagawa / ALMOND)
──では、Words Weedsの皆さんはALMONDの『REBORN』を聴いてどうでした?
Ozawa:仲は良いですけどライバルでもあるので、意識して聴くんです。拍手したいというのと同時に好きだからこそ良い作品なので下唇を噛んじゃうような...。
──自分が思っていたALMONDの想像を超えていると、やられた! と思うみたいな?
Ozawa:はい。今回の作品でこんなことをやってきたのかと。そうすると...下唇を噛んじゃう感じで。
Sagawa:もういいよ(笑)!
──Sottaさんは?
Sotta:だいたいManabuと同じですね。でも、僕は上唇を噛んじゃう感じで。
──...もういいです。ALMONDは今回タイトルが『REBORN』ですけど、ファーストミニアルバムをリリースするタイミングで、生まれ変わろうという意味合いはあるんですか?
Sagawa:タイトルに込めた意味は、1年半ぐらいバンドをやってきていて、精神的でも俺らはクソったれな部分がいっぱいだから、それをリセットして最初からやり直そうぜ! みたいな、心改めるという意味を込めて『REBORN』にしたんです。2曲目にタイトル曲の『REBORN』が入ってますけど、歌詞の内容も自分を変えろみたいな感じですから。これはzumi(Fukuzumi)が書いてますけど。
Fukuzumi:自分に対して書いたんです。誰もが自分の嫌いなところってあると思いますけど、聴く人も自分と照らし合わせながら聴いてもらいたい。最初は綺麗な言葉を並べて書こうとしていたんですけど、やっているのはメロディック・バンドなので綺麗なことばかり書くよりは率直に感じたことをそのまま書いてみようと思ったんです。新しい自分にもう1回生まれ変わりたいなと思って書けた曲です。
Sagawa:ただ、送られてきた歌詞を見た時は、武士が書いたのかと思いましたけど(笑)。
Fukuzumi:(笑)『NEVERENDING STORY』がバンドで一番最初に作った曲になるんですが、これからの自分達に向けて、自分達がやっていく音楽のシーンの中で名前を残せるぐらいどんどん大きくなっていこうという意味を込めて。歌詞を書いたのは『REBORN』と『NEVERENDING STORY』の2曲ですが、これに入ってない曲の中には綺麗な言葉を並べて書いた曲もありますけど、筆がスススと進まなくて...。
Sagawa:パンクじゃねえと思ったってことでしょ?
Fukuzumi:そう。思ったことを生々しく書けたのは『REBORN』が初めて。
Sagawa:でも、いつもzumiの歌詞は読んで仰天だらけなんです。何を言ってるかわからない歌詞もあって、"ですます"調からいきなり"〜だ"になっているので、通じる文章に直してから英詞に直すんです。妹と訳しているんですけど「この人何言いたいかわからない」って言われるので、こういう感じでしょって変えて。
──今回8曲ですけど、ライブをイメージして曲を並べたとかあります?
Sagawa:それは特にないです。初めて出す音源だから、少しでもインパクトのあるものをと思っていたので、ビートが速い曲が多いんですけど、勢いメインで行ってみようかなと。アルバム自体タイトに録ったつもりだったんですが、ライブ感がバッチリな感じで仕上がっているので、それをひっくるめて思っていた以上にライブ感を出せたように思います。8曲速い曲ばかりを並べたんですけど、それも良かったなと思いました。
──正統派メロディック系だと言われておりますけど、正統派と呼ばれることに対して意識して作るとかは?
Sagawa:ないです。今後はひねくれ者だと言われるようになりたいですね(笑)。曲を作っていて、曲の持っているメロディーを良い形で曲に仕上げたいと思っていて、メロディーを壊さずに仕上げたいというのは一番意識しています。今回速い曲が揃ったのも、このメロディーだったらビートが速いほうが一番合いそうだなと。そうやってたら全部ツタツタ行っちゃって今回はこういう感じになりましたけど。アレンジする時に常に曲を一番良い姿で仕上げたいから、そこはすごく考えました。
──どの曲もスピード感がありますよね。
Sano:自分が速いのが好きなので極端に速いと思わないです。メロコアってツービート主体だと一般的に思われていると思いますが、俺達がツービートの曲ばかりをやろうという意識はないし、これからはテンポがゆっくりの曲もあれば、歌を聴かせるだけのテンポでもやりたいし、たまたま...。今回このアルバムを出した時は勢いのあるものを出そうというのがあったので、速いのが主体になったものができたんです。
──ファーストということもあって、勢いを詰めたと。
Sagawa:そこですね。インパクトを残したかったんです。ちょっと息巻いちゃったかなとも思いますけど(笑)。また随分速いのを持ってきたねって言われてます。だから、次は落ち着いていこうかなとか思ってます。
Sano:ギターをピロピロさせたり、じっくり聴かせる曲も欲しいんですが技量がそこまでまだ追いついてないというのもありますし...(笑)。
──ミニアルバムを作るにあたり、気にしたことってどんなことですか?
Sagawa:ミニアルバムに入る8曲の中で、ひとつの作品として起承転結を付けたかったんです。ツタツタってやって終了みたいなのは面白くない。だから、今回選んだ曲ではストーリー性が付けづらかったんですけど、なんとかその並びでギリ限界です(笑)。デコボコをつけるために新たな曲を持ってこようという時間はなかったので、今ある曲で最善の方法を考えました。そうするとこの並びかなと。
Fukuzumi:1曲の分数がちょっと長いかもしれないですけど、その中でちょっとしたデコボコがあるんじゃないかと。そういうことを考えて3人で作ってます。
──ライブでシンガロングできるとか、盛り上がれるものというのはちゃんとありますからね。
Fukuzumi:そうじゃないとやってるこっちも上がっていけないですから(笑)。
──ライブはお客さんと自分達で一緒に作り上げるもの?
Fukuzumi:そうしたいと思っています。
──ALMONDは、KEN YOKOYAMAさんの呼びかけで制作された『The Best New-Comer Of The Year 』のコンピにも入っていましたが、リリース以降環境の変化は?
Sagawa:特に何かというのはないんですが。
Nakayama:俺らはすごいなって思いましたよ。
──本人的には?
Sano:大きなところでライブができたとか、良い経験はさせてもらいました。これから糧になると思います。
Sagawa:コンピに入ったバンドはみんなうまいし、ライブのクオリティーも高いので、負けてられねえと練習をしまくってます。自分達の下手さがわかったので練習量が増えましたね。現実を突きつけられたというか。良い刺激はもらいました。
Words Weeds are:Nakayama Yoshihiro(Vo.Gt)、Sotta Makoto(Vo.Ba)、Ozawa Manabu(Dr)
男泣きできるぐらいのツアーに
──みなさん山梨を拠点に活動をされてますけど、そのスタンスは変わらず?
Sagawa:一生変わらないと思います。東京でやるから何? みたいなところがあるんです。近いし、ライブもすぐに来れるし、山梨でやってたほうが良いんです。
Nakayama:山梨のシーンが好きなんですよ。
──山梨のシーンは出来上がりつつあるんですか?
Sagawa:一緒にやってる仲間は山梨のシーンを盛りあげていこうぜって同じ志でいるので、切磋琢磨できるし楽しいんですよ。仲も良いので、年に何回か山梨のバンドが集まってライブをやるんです。ただ、売れてるヤツはひとつもいないので、ここで名前を挙げてもいいのかって思いますけど(笑)。
──仲間でありながら、応援しつつ。
Sagawa:刺激し合いながら応援し合いながら。レコ発になるとみんなで見に行きますから。
Nakayama:Tetsuyaさんは地元のバンドのレコ発で感極まって泣いてましたけど。
Sagawa:まさかの男泣きですよ(笑)。
──2バンドレコ発もファイナルは男泣きですかね。リリース日の8/5にはシェルターでWレコ発が行なわれますが、どんな感じにしたいとかイメージは出来ていますか?
Sagawa:ミニアルバムの曲をメインでやるつもりです。この中にはライブで初めて演奏する曲もあるし、初めて東京で企画をやるので緊張もするだろうし、俺達チキンボーイズですが固まってガチガチになったらいいライブができないと思うので、気持ちの面で余裕を持って楽しんでやろうぜって。リリース日だしパーティーだぜって、アットホームな感じで。でも、緊張しちゃってそうなれないんじゃないかって...みんなを心配してる。 一同:え(笑)!?
Sagawa:...俺が一番緊張してるんだけど(笑)。そこは今から固くならずに楽しんでいこうぜ! ってできれば良い1日になるんじゃないかと思うんですけど。
──顔見知りの方がいっぱいいるから心強いんじゃ?
Sagawa:心強い反面ですよ。
──Words Weedsはどうですか?
Nakayama:憧れのシェルターで初めてやるので超嬉しいです。STINKY NIGHTは今まで山梨でやっていたイベントですが、山梨だけでなく外に目を向けてやっていきたいという意味での第1弾だと思っているので、自分達のこれからの意志を提示していきたいし、お客さんにはそれも感じてもらえたら良いなとは思います。
──そして、心の中で拳を上げてくれと。ALMONDの曲となると、ステージ上の運動量もすごそうですよね。
Sagawa:ドラムが一番大変そうだなと思ってます。
Sano:大変ですけど、まだ曲数がそんなにないので。先輩方は、みなさんそれでもやられていますからね。ペース配分という考えもないので、ライブ1回で7曲とかしかできないですけど、終わった時に立てなくなるぐらいのドラムが叩けるように、それを心がけてやってます。
──YOSHIKIさんみたいな...。
Sano:大好きです。ドラムセットを破壊したら出禁になっちゃうんで、それはできないですけど(笑)。気持ちは全開でやってます。
──対バンのAnti social studentとHiza:kiは、どういう経緯で選んだんですか?
Sagawa:企画をやるにあたり、Words Weedsに大好きなバンドを挙げてみてって言って、俺らもこのバンドが呼びたいって、お互いで挙げた大好きなバンドです。
──出演する側が一番楽しみにしている感じですね。
Sagawa:はい。"SIX TRIGGER"TOURで9割ぐらいは2バンドで一緒に回りますし。
──ちなみにですが、"SIX TRIGGER"の意味は?
Nakayama:俺の先輩が、NOBが解散をしたことを例えて銃に球がなくなった状態になったって言っていたんです。それで、今ようやく下のバンドがツアーに回ったりできる状態になって、球が入った状態になった。あと俺達がやることは引き金を引くだけだという話になって、俺達6人(ALMOND+Words Weeds)が外に出て行く球になれたらいいんじゃない?って話をした時に、Keiくんがトリガーが良いって言って、6つの引き金を引いて行くっていう意味でSIX TRIGGERになったんです。
Sagawa:勢いのある球同士のガチンコですよ。ライブに関してはぬるいツアーをやったら意味がないと思うので、心を鬼にして行こうかなと思っています。本当に良くなって欲しいから。こいつらを変わらしてやろうと。なめんなよ、と。
──それはSTYNKY RECORDSの社長としての思いですか?
Sagawa:はい。お前らを男にしてやるから俺を...まあいいか。今回のツアーは地元のKAZOO HALLでファイナルを迎えるので、ツアーで培ったものを最後の地元でお披露目しようかなと。男泣きできるぐらいのツアーをしたいですね。
──なるほど。初日とファイナルを見比べて見たいですね。シェルターとしては11月のライブは売り切れると聞いてるそうですけど...。
Sagawa:売り切る...ゾ! でも、ツアーで良いライブをしてくれば売り切れますよね。良いライブをしてれば見たいヤツが絶対に来る!
Ozawa:そうっす。
Fukuzumi:そう!
Sano:まだそこまで想像ができないんですけど頑張ります!