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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】Bacon(2004年6月号)- そして今宵の幕は閉じる

そして今宵の幕は閉じる

2004.06.01

 大阪からやってきた泣きメロパワーポップ『Bacon』が、バンド名と同じタイトルを持つミニアルバム『Bacon』をリリースした。心地よいmoogのメロディーがインパクト大な、哀愁漂う胸キュンソングの数々。どんな人達が作ったんだろうとかなり興味が沸いたので、早速インタビューを...と思ったら、次回東京に来るのは6/6の新宿ロフトまでないんだって。なので、メールでVo.Gのコウド氏に質問をぶつけてみました。いや~、奥深い。(interview:やまだともこ)

プレイして一番気持ちよくできるのが今のスタイルだったんです。

──今回インタビューはメールでのインタビューとなります。よろしくお願いします。
 
コウド:お願いします。
 
──初めに。ROOF TOP初登場ということもありますので、珍しいバンド名「Bacon」が名付けられた由来を教えて下さい。
 
コウド:そもそもTHE BEATLESが好きだったんでバンドを作るなら『B』から始まるバンド名にしたいなぁと思ってました。たまたま大学の教科書にあったFrancis Bacon(※=Francis Bacon(1561年-1626年) イギリス経験主義の哲学者)の名前を拝借してバンド名にしました。
 
──メンバーそれぞれ、どんな人物像かがわかるような他者紹介をしていただきたいです。
 
コウド:まずベーシストの森山君は非常にこまかい所まで気配りができる人で、バンドの母的存在であります。また彼は元合唱団ということもあってチームワークをなによりも大切にし、バンドのまとまり感は彼の人柄無しでは語れないところもあります。次にキーボードを担当するしょうへい君。本名がヨシカワヒロユキであるにもかかわらず、皆から本名で呼ばれるのを今だ聞いたことがない。それほどまでに彼の顔は笑福亭笑瓶とソックリさんなのです。そのにじみ出るインパクトとは対照的に音楽に対しては非常にストイックなところがあり、彼のようなキーボーディストは他の追従を許さないほど個性的なものだと思います。またライブでの彼のパフォーマンスも魅力の一つであり、Baconライブの見所の一つでもあります。最後に村尾修一君は今年の4月から正式にドラマーとして迎えました。まだ知り合って一ヶ月くらいしか経ってないんですけど、とてもBaconのことを愛してくれてます。最初の練習で「僕は歌詞を吟味して叩きたいんだ。だから歌詞を全て知りたい」の発言に感動。今までよりさらにパワーアップすることを確信しました。また普通 に音楽好きの飲み友達でもあります。
 
──Baconが結成されたキッカケを教えて下さい。
 
コウド:もともと僕が『小倉エージバンド』てのをやってて、それはただのコピーバンドだったんですが、そのメンバーと初めてオリジナルソングを作ったのが最初です。当時好きやった女の子に向けて書いた曲だったんだけど…残念ながら気持ちは伝わりませんでしたね(笑)。でもその娘に「この曲のメロディーめちゃ綺麗! 」て言われたことが今の自信につながっていると思います。
 
──コウドさんがBaconを結成したとのことですが、最初からこういうスタイルの音楽性でやっていこうというバンドだったのですか?
 
コウド:最初はブルースロックをやりたかったんだけど、途中で煮詰まってしまって…。その後いろいろ試してみたんだけど上手くいかなかったんです。それで、最終的にプレイしてて一番気持ちいいのは何ぞやと考えたところ今のスタイルが出来上がったんです。
 
──最近、自分たちが泣きメロパワーポップと呼ばれること対してどうお考えですか?
 
コウド:自分が好みのメロディーが哀愁漂うものが多いので、そういう音楽と一緒に見られるのは嬉しいです。
 

最後はやっぱり幸せでなくちゃあいけないよね。

──ところで、5/26にアルバム『Bacon』を発売されましたが、バンド名と同じタイトルにした理由を教えて下さい。
 
コウド:メンバー間でいろいろ悩んだあげく、とりあえず一発目の音源やし今のBaconの全てが詰まってるてことで「Bacon」にしました。
 
──どんなコンセプトで作られたアルバムですか? また、出来上がって手応えはいかがですか?
 
コウド:聴いていて胸がつまされるような感じを与えるアルバム。あとは、“らしさ”が出ればそれでよいかなぁと。手応えはかなり良いです。自分でもかなり聴いてますよ。
 
──今回、レコーディングをやって大変だったところ、苦労した所はありました?
 
コウド:何回も同じ演奏をしてると何がいけてるのか、何がいけてないのか分からなくなってくるんです。そのときの判断が一番大変だったかなぁ。あと、個人的には一ヶ月前に録ったオケテイクのタイム感やテンションに合わせて歌うことがとても難しかった。
 
──制作期間はどのぐらいでした?
 
コウド:約一ヶ月くらいでしょうか。
 
──すごくポップで聞き易いというか、どんな人にも受け入れられるだろうという作品に仕上がっていますが、メンバーそれぞれルーツになっている音楽や、目指しているアーティストがいたら教えてください。
 
コウド:僕はずっと60、70年代の音楽をきいてきましたからその影響はもろにあると思います。あとはリアルタイムではウィ―ザー周辺のギターバンドをよく聴いてました。しょうへい君はテクノとかエレポップみたいなのが好きみたい。森山君はウィ―ザーを大変愛してますし、村尾君は歩く音楽辞典の如く何でも聴いてます。特にオールドロックが好きみたいです。
 
──『Bacon』に収録されている1曲づつ紹介していただけたらと思うんですが…。
 
1.Bye-Bye little school girl
「一番古い曲です。想いを口に出して言い表せないモヤモヤと強がりを疾走するビートに乗せて吐き捨てた。」
 
2.Kids are alright
「こちらも比較的古い。クラブに行ったとき爆音でかかるロックにみんなが踊ってる、そんな姿に感動したんだ。」
 
3.風待ち
「気持ちを伝えられないまま遠くへいってしまったあの娘を想う いつかはきっと気付いてくれるだろう、そんなことを考えながら…。」
 
4.涙のメッセージ
「もっと話がしたかったのにもう側にいない…。でももしもう一度出会えるならばその時はきっと…。」
 
5.シャーロット
「あなたにはただ笑っていて欲しい。それだけで僕は幸せなんだ。」
 
6.ラフ
「一番大切なことは歌うことである。歌うことで、過ぎ去ったことも胸に抱きながら新しい出会いを楽しみにできる。最後はやっぱり幸せでなくちゃあいけないよね。」
 
──コウドさんの場合、どんな時に曲ができますか?
 
コウド:心が揺れ動いた時にできます。特に落ち込んだ時が多いですかね。自分は嫌なことや辛いことを周りの人間に八つ当たりするなんてことは出来なくて一人で抱え込むことが多いんです。誰かに相談しても自分のムカツクことを人にさらけだして相手はそれで楽しいだろうかと思ってしまう。だから自分の存在に疑問を感じる。ほんまの友人はスピーカーから流れてくる音楽だけかもしれない。
 
──一緒のステージに立ったバンドで影響を受けた方はいますか?
 
コウド:スムルースかなぁ。同じ関西出身だし。
 
──Baconの皆さんが考えるライブの世界観というのはどんなものですか? また、ライブは楽しいですか?
 
コウド:とにかくライブは楽しいもんだと思っています。浮世の嫌なことをライブにまで持ち込みたくない。ただ僕的にBaconはしっかりしたメロがあるので勢いだけでなく、音楽そのものをもっと楽しめたらと思います。
 
──6/6にロフトに登場されますが、意気込みを!
 
コウド:尊敬する先輩方が踏んできた神聖なステージに立てると思うと今から楽しみで仕方りません。ハッピーでエネルギッシュで、そしてなによりも感動できるようなステージにしたいです。
 
──では最後にROOF TOPの読者の皆さんに一言ずつお願いします。
 
コウド:みなさん、はじめまして。Baconです。僕達はライブに自信があるんでぜひライブにお越しください。3日間は御飯食べずに生きてゆけます。
 
──加えて、何か言いたい事がありましたらお願いします。
 
コウド:そして今宵の幕は閉じる。
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