mossを聴くためのキーワード
【1】70年代エレクトリック・マイルス ~(アンフェタミン)
・尋常ならぬテンションの持続
・リズムの面白さ
・一瞬にしてアッチの世界に飛ばしてくれる
1969年に発表された「ビッチェズ・ブリュー」っていうアルバムがあるんですよ。ジャズの歴史を変えたアルバムなんですが、それから始まって、最後に「アガルタ」「パンゲア」のライブレコーディングされたっていう日本公演のライブが1975年くらいかな。その間のマイルスっていうか、その時やっていたマイルスの音楽がスゴイ好きです。
※Miles Davis「Live-Evil」
【2】手法としてのDUB ~(THC)
・抜き差しによる音楽の成り立ち
・空間の処理
mossの場合かなりDUBというものの手法を今回は取り入れましたね。イコライジングとか、リバーブ感とか。僕はLEE PERRYという人が大好きで、かなり影響されましたね。LEE PERRYは日本製の機材とかも多く所有していて、僕も同じような機材使ったりしています。シンガーでありプロデューサーでありミュージシャンであり、エンジニアでもあり理ミキサーでのありな、何でも屋さんなんですよ。またそこが凄くて。
※THE UPSETTERS with LEE PERRY & FRIENDS『BUILD THE ARK』
【3】ジャーマンロック ~(LSD)
・大いなる、やりすぎ感
・実験的かつ妄想的。
70年代のドイツ(旧西ドイツ)ってすごい面白い国で、ある意味日本と似てるところがあるんですよ。僕もけっこうドイツと音楽気質が似てて、この頃(70年代はじめの頃)からちょうどエレクトリック・マイルスの頃ですよね、ヒッピー文化からの影響とか、ミニマリズムからの影響とか、シュトックハウゼンやなんかの現代音楽からの影響とか、それからドラッグカルチャーからジミヘンドリックスなんかのハードなロックの影響を受けて、それを勝手にドイツ人が解釈してやってた音楽があるんですけど、それからの影響を僕もすごい受けてますね。
※CAN『EGE BAMYASI』
【4】 その他
・ジョンコルトレーン ~(内省的でメデテーショナルな爆発力)
ジョンコルトレーンの、1961年11月2日にビレッジバンガードっていうジャズクラブ(NY)でのライブがあって。ここで、まだエリックドルフィーって人が生きてた時頃のバンドのライブで。このジョンコルトレーンもCDも全部聴きました。実際コルトレーンのジャズを(自分も)やってた時があって。メディテーショナルな部分とか影響を受けたりして、コルトレーンの曲やってたりしてました。
※JOHN COLTRANE『VILLAGE VANGUARD 11-02-1961』
・ジミヘンドリックス ~(違った生き物)
この間のライブ(オーバーダブ)では僕の中ではギターがかなりジミヘンだったんですよ。
※JIMI HENDRIX『BAND OF GYPSYS』
この間のライブ(オーバーダブ)では僕の中ではギターがかなりジミヘンだったんですよ。
※JIMI HENDRIX『BAND OF GYPSYS』ジョンコルトレーン ~(内省的でメデテーショナルな爆発力)
ジョンコルトレーンの、1961年11月2日にビレッジバンガードっていうジャズクラブ(NY)でのライブがあって。ここで、まだエリックドルフィーって人が生きてた時頃のバンドのライブで。このジョンコルトレーンもCDも全部聴きました。実際コルトレーンのジャズを(自分も)やってた時があって。メディテーショナルな部分とか影響を受けたりして、コルトレーンの曲やってたりしてました。
※JOHN COLTRANE『VILLAGE VANGUARD 11-02-1961』