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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】 YOUR SONG IS GOOD(2002年8月号)- ファンキーラヴァーズインストダンスバンドですから。

ファンキーラヴァーズインストダンスバンドですから。

2002.08.01

ファンキーラヴァーズインストダンスバンドですから。

──YOUR SONG IS GOODで5年目というと、結構以外に長い経歴ですね。最初に声をかけたのが現在はOrg.の斎藤さんと聞いていますが。結構その時々で音楽性が違っているんですよね。

斎藤:そうですね。98年当初はすごく渋めでメロディアスなハードコアパンクな音でやっいたんですけど。結局自分ら的に本当にやりたい音なのか? という疑問がどこかにありまして。だからずっと自分らのやりたい音を試行錯誤していたのが3年間くらいです。途中で、僕はヴォーカルちゃうなぁ、って思ってしまって。

田中:いきなり「あしたからインストバンドになってもいいか? 」って(笑)。

斎藤:むりやりインストになったんですよ。

──は?! いきなり言われてもねぇ、メンバーにとまどいはなかったんですか?

吉沢:まぁインストへの伏線はあったようなんですよ。だんだん少なくなってきて。曲を俺らががーーっとやって、じゅんじゅんが最後の最後に歌う感じという時期があって。そういう時期を経て全部なくなってしまった(笑)。

斎藤:最初は早い感じのバンドで、それからだんだん今で言うエモっぽくなって。だんだんポップなメロディアスな方向にいくと、叫ぶ所も少なくなって。そうしたら歌が少なくなっちゃった。極端なアレンジを続けていたんですよ。

──それは今聞くだけだったら面白いですね(笑)。

吉沢:とは行っても、徐々に歌が少なくなってきたときの、手持ちぶたさなじゅんじゅんの悲しそうな顔は忘れらなんないなぁ(笑)。

──そんな今までの経緯の中、今回アルバムを作ろうと思ったのは、やっぱりYOUR SONG IS GOODとしての一応の音のまとまりがあったからといってもいいのですか?

斎藤:そうですね。それが一番大きかったですよ。みんなが本当に納得してレコーディングが出来る時期になったんですよ。

田中:そうですね。決意表明がそれぞれの心の中にあったと思いますよ。

──肝心のレコーディングはスムーズに?

斎藤:どうだったんだろう?

服部:時間かかった方なんじゃない? カクバリ ぜんぜん! 先行の7"に比べたらいい方ですよ~。

斎藤:あ、顔がマジだ! 前回の7"はやたら時間がかかったんですよ。俺たちバンド歴は以外と長いんだけど、素人だったんだっていうことを露呈する結果 になってしまって(笑)。

カクバリ:だってじゅんじゅんFRUITY以来、レコーディングしていなかったんですから!

──えーー!! じゃぁ、バンドとしても初心に戻った感じで(笑)。

吉沢:ホントそんなかんじですよ。

斎藤:すごく新鮮な気持ちになれまして、よかったです~。MIXとかの鉄則を忘れていまして、自分の言いたいことわーーーっていって、そうやって貰って。家で聴き直してショックを受ける、、、。そんな事が続きましたよ。 --でも、私は今回のアルバムがかなりお気に入りなんですが。

カクバリ:だって鉄則通りにやりなおしていますもん!

斎藤:だってあのままなんて考えれらいほどの出来やったし~(笑)。

──はぁ、、大変でしたねぇ、、、。

斎藤:その辺は、粘り強くなりましたね。

──年を取った分ね(笑)。

吉沢:今回はそういったしょうもないやり直しとかはなくなって。ちょっとましになったんです!

──そうか、、、、。今回の6曲はYSIGにとってどんな曲がならんでいるのですか?

服部:ライブでやっている曲プラス新しい曲を入れた感じですね。

──その6曲の並びですが、バンドの間口が広いというか、YSIGを表現する言葉が見つからない。自分たちはどうおもいますか?

カクバリ:ホントそうなんですよ。困りますよ~。ファンキーラヴァーズインストダンスバンドですから。

──それはすごいや(笑)。ジャンル分けなんて糞喰らえ! のような表現ですね(笑)。

斎藤:これはいいわけじゃないですが、本当に色んな音楽を聴くんですよ。で、結局僕がいろいろジャンルがあって、そんな中でも自分の好きな音楽っていうのは、それぞれの心の中で存在しますよね。そういうのをYSIGでは形にしたいんですよ。だから、音的には色々のサウンドにはなるんですが。それぞれの好みだったり、感じたことをちゃんと筋として入れていきたいんですよ。

吉沢:その辺りは今後もどんな音楽をやっていても、変わらない部分だと思いますね。

斎藤:その辺を、CDを買ってくれた人で判ってくれたら。「これバラバラなんだけど、1本あるね~」って感じてくれたら、もうサイコーなんですよ。

高田:いろんな音楽の美味しい部分を、あっちこっち経由して今の音があるのかも。だからすごく欲張りなのかもしれない(笑)。

──うん。YSIGは強欲ですよ! 6曲それぞれに表情があるから、ホントいろんな人が楽しめるでしょうし、飽きない選曲ですね。作品としてのまとまりもあるし。うん、すごくいい1枚ができちゃったんだなぁって素直に思いますよ~。

斎藤:ありがとうございます~! その辺りは結構考えた所だったで。

──そうか、私はYSIGの術中にはまっているというわけだ(笑)。でも、インストはインストの良さがあるんだけど、けっこう気持ちがいい曲が沢山出来上がっているとしたら、そうね、YSIG。また歌い出しちゃう人がいてもいいんじゃない?

吉沢:いい勘してますね~(笑)。そろそろうたいだすんじゃねぇかと!!

斎藤:そういう話になってきます~?! やっぱり。

──で田中さんあたりが歌う!

田中:え?! 僕ですか?? 

吉沢:一番後ろから歌っていうのもありだねぇ~。

斎藤:俺じゃないんかい! でも昔のバンドでは歌っていたんですよね。

──例えば高田さんだとか服部さんだとかの歌もいいかもしれないですよ。それくらいの振り幅があっても面 白いかも!

斎藤:ええ。今となってはインストにこだわっているわけでもなくて。今の状態で歌えれば何曲かあってもそれはありだと思い始めているんですけどね。

──-今までの話の私のYSIGの印象だと、「こだわらない! 」バンドなのかなって思ったりして。1本こだわる筋があればあとは全然何でもありだと思いますよ。

高田:それに尽きる感じがありますよね。

──メンバー編成に関してはどう思っているんですか? 例えば2管になったりとかは?

服部:うーん、それは考えていないですね。

斎藤:編成に関しては、YSIGは変な編成でしょ。その辺を活かしたアレンジが出来ればいいなぁ、って思ったりして。そういう意気込みはありますね。

──高田さんが一番新しいメンバーで一番若いんですよね。一番落ち着いているように見える(笑)。22歳でしたたっけ。まだゴールデンな年齢ですねぇ。いいんですか、こんな人達に囲まれてて。

斎藤:そんな年代もあったよなぁ、、、、って俺らは遠くから眺めるだけになっちゃいました(笑)。

高田:でも、写真とかで見たら、、あんまり他のメンバーとの年の差がわかってもらえないんじゃないかって、、、(笑)。

斎藤:でもね、年を重ねて来て思うのは、10代の頃よりもなんか勢いはありますよ。この感覚はなんていうの? タイトな感覚?!

──あ、、それ何となく判る~。10代の頃は何も考えずに突っ走る感じで、30代とかそれ以上は、後がなくてこれしかない! っていう潔さで突っ走るかんじじゃないんですか?

服部:選択肢が少なくなってくると(笑)。

斎藤:でも、そのすり抜ける穴が小さければ小さいほど、体中に油を塗りたくってすり抜けてやるぜ!!! って(笑)。そのくらい意地になってくるんですよ~(笑)。 (一同爆笑)

──カクバリズムというレーベルに関してはどう思っているのでしょう?

カクバリ:一緒に時間をかけてやっていきたいんですよ。YOUR SONG IS GOODの為にあるようなもんですよ。カクバリズムは! とにかくバンドをサポートしたいという所からはじまっているんですよ。

斎藤:結構連絡を密にとっているよね。お互いが一緒にやっていけるのはいいと思いますよ。色んな事がありつつも! (笑)

カクバリ:まぁゆっくりやっていきたいんですね。あとは企画ですね。そう、これからじゃないですか~?!

斎藤:うわーー俺たちどうなんの??? 俺らかなりもがいているのにさ~(笑)。

カクバリ:とにかく僕が一番のファンであることは間違いないんですよ。SCHOOL JACKETSもFRUITYもすきだったし、これまでのYSIGも好きだったし、高田君と服部さんの音も大好きですし。そんな今のYSIGをサポート出来てものすごく光栄です! 以上!!

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