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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】TIJUANA BROOKS(2002年4月号)-絶対切り開いてやるよっていう意識があるんだよ。

絶対切り開いてやるよっていう意識があるんだよ。

2002.04.01

 仙台を代表するネオスカバンドTIJUANA BROOKS。その噂は単独音源が出る前から、全国各地の RUDIE達によって広められていく。機は熟した感のある今年の早春3月、結成して4年目を迎えようかというタイミングで、かねてよりささやかれていたDIWPHALANXでの初の単独音源にして1st. ALBUM(早くもBEST盤との噂)がリリースが決定!! そして、4月には下北沢SHELTERでのstep by stepとのガチンコレコ発記念ライブも大・大決定!!!  なんとも2002年出だし絶好調~のTIJUANA BROOKSのメンバーに、お酒上等!! やんのか?! おい、こら!! の打ち上げインタビューを敢行! 狙った訳じゃないのに、取材当日も一緒にライブをしていた(What's Love? big up!!!!!)step by stepもやんやんやと大乱入~!! 永久保存版(?)かもしれないっすよ~♪(Interview:chie araki)

まぁやれるだけのことはやった!! みてろっていう感じよ。

(渋谷DeSeO前の路上にて…)
 
GENSHIN(B): とりあえず、お疲れさま~!! 飲みましょ飲みましょ。(酒を配り出す)あ、担当パートはリーダーです。楽器はベースです。 
 
──あ、ありがとうございます(笑)。 TIJUANA BROOKSの結成は98年と以外と活動は長いんですね。
 
The HIDEKI☆(V & Tb.): 活動自体はそうなりますね。僕が海外留学していた時に、GENSHINと連絡を取り合って結成しました。臨時的なバンドで、最初は遊びというか本格的なものじゃなかったんですが、結局今の形になったんです。
 
YOSHIKI(step by step): あ、知ってるよ。幼なじみなんだよね。二人は 
 
GENSHIN: 高校が一緒ね。
 
(ここで場所替え、ホントの打ち上げへ…渋谷の某チェーン店の居酒屋へ)
 
──記念すべき初の単独音源がリリースされたばかりですね。レコーディングはどうだったんですか? 
 
YOSHIKI: 年末、東京でレコーディングしていたでしょ。なんか苦労していたみたいだよね。
 
GENSHIN: とにかく、なにがなんでも魂入れてやったよ。 
 
──やっと…っていう感覚を持つ人が(お客さんも、関係者も)たくさんいるんじゃないでしょうか。
 
YOSHIKI: 待ちくたびれたからね、やっとだよ、ホントやっと!! 
 
The HIDEKI☆: でしょ。出し惜しみしていた訳じゃないんだけど。とにかくやっと。やっと終わった。やっと出た。 
 
WADA(step by step): なんていっても、時間かかっていたからねぇ、どうだったの?
 
GENSHIN: まぁやれるだけのことはやった!! みてろっていう感じよ。
 
──これで終わりじゃなくて、いよいよスタートっていうことでしょ。
 
YOSHIKI: そうでしょ。音源が出てやっと、俺たちと一緒のステージな訳よ。TIJUANAは。そんな強気な事いってるんだけど、結局はTIJUANAの曲好きなんだよなぁ…なんか惹かれる所が山盛りなんだよ。
 
──今回は、雰囲気たっぷりの8曲ですね。 
 
GENSHIN: そこまで気を遣って出来たのかどうか…っていう一抹の不安はあるんですが。客観的に聴いてそういってもらえるなら、それに越したことはないです。
 
──TIJUANAの音全体に全面に出ているのは、SKAもそうなんですがOiのFOUNDATIONだと思うんですが。今回もそれが色濃くでていますよね。
 
The HIDEKI☆: それは僕らが元々聴いてきた音楽に由来してますからね。オイスカとかもそうなのかもしれないですが、Oiが好きでSKAも好きなRUDIEが多いんですよ。だから、すんなりその二つの要素が繋がってしまったんです。他のメンバーもそういう奴がいてね。 
 
──でもその両方って本来精神的な部分で繋がっている音楽だと思うんですよ。労働者階級だったりとか。日本に本当のRUDIEが何人いるのか判りませんが、そのRUDIEがなんたるかっていうことを知っているだけでも、音に説得力が付いてくるんじゃないかって思うんです。しかもより同じ匂いを持った仲間に嗅ぎつけられやすい…step by stepはその最たる仲間なんじゃないでしょうか。
 
GENSHIN: (笑) 認めたくないですが、そうかもしれないですねぇ。
 
The HIDEKI☆: 僕らはね、今回こういう作品を世の中にだしていて言うのもどうかともおもうんですが、今の一つのジャンルにこだわってこれしかやらない! っていっている訳じゃないんですよ。当然SKAは好きですし、SKAを軽視しているわけでも決してないんですけど。 
 
──一つのジャンルへのこだわりもないかわりに、流行へのこだわりもない音ですよね。
 
The HIDEKI☆ 流行っているからだとかそういうのって、違うと思うんですよ。僕らは僕らで自分たちの好きな音を聴いて、僕ら自身の音を出しているだけなので。 
 
──自分が本当に聴きたい音を選別する耳が必要になってきますね。
 
The HIDEKI☆: そうかもしれないし、単純に周りに流されない自分の音があるのかということです。 
 
YOSHIKI: なんか真面目なこといってるけど、そんな男気な所がまたね、これがこれになっちゃうでしょ(笑)。 
 
GENSHIN: でもstep by stepもその辺は、そうでしょ。気持ちの上ではさ。
 
The HIDEKI☆: 人になんと言われようとさ、バカ扱いされてもいいんだよ。自分らをどこまで突き通 せるかでしょ。 
 
YOU(step by step): そうそうそう。TIJUNAがやるなら俺らもやるぜ、俺らがやるからTIJUANAもやれよ!! っていう感じだろ。
 
──さて、そんなTIJUANA BROOKSとstep by stepの2バンドでシェルターのレコ発がありますね。
 
KOHSUKE: まあね、仙台のTIJUANAが頭下げて俺らとやりたいなんていうんだからさぁ、やっぱりこれを受けてやんなきゃねぇ。それがstep by stepだからね、以上KOHSUKEでした!!(一同爆笑&拍手) 
 
WADA: あ~、レコ発楽しみだねぇ。こんなこと正直に言っていいのか判らないんだけど、明らかに僕らはテンション違うよ。だって、本当に大好きなバンドだからね。
 
GENSHIN: そうね、東京でやっとできるね、しかも2バンドだけだからね。 
 
KEI(TIJUANA BROOKS): 初めて仙台でstep by step見たときに、来たんだよ~。ビビビビって(笑)。仙台にもいろんなバンドが来るけど、これほどしびれたバンドはいなかったからね。多分、本当はうちのメンバー同じこと思っているよ。
 
WADA: 一昨年仙台で偶然にも一緒にやったんだよね。それで東京でやりたいやりたいっていってて、しかもそれがTIJUANAのレコ発で実現でしょ。これはもう、step by stepとしては大感激だよ。ほんと、お世辞じゃなくね。それに尽きるよね。
 
The HIDEKI☆: だってさ、人と人との繋がりは希薄なんだけど、繋がってしまった強さっていうのもあるでしょ。それのひとつなんだよ、step by stepとは。だから、ずっとつながって行きたいバンドだよ。 
 
YOU: そうなの!? でもさぁ、俺らとTIJUANAでどこまで行けるのか楽しみだよね。でも絶対切り開いてやるよっていう意識があるんだよ。
 
YOSHIKI: そうじゃないと意味からねぇ(笑)。
 
The HIDEKI☆: とにかく一人でも多くの人に見てもらいたいですね。step by stepには負けてらんないっていう気持ちもあるんで。それでは、ここで1曲歌います!! 聴いてくださ~い !
 
──はいはいはいはい、続きは4月27日の下北沢シェルターでお願いします。終了!! 解散!! 
 
YOU: じゃぁ、一本締めで!!
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