あのSUPER SNAZZが久々のNew Albumをリリース! 新メンバーのマーキーの男ギターも炸裂している最強のこのAlbumについて色々お話を伺った。[interview:北村ヂン]
男か女かっていうよりは音とか趣味とかでメンバーを選ぶ様になった
──今回このメンバーになってから初めてのアルバムなわけですけど、男比率が上がってもっとゴリゴリな感じの音にになってるかと思ったんですけど、意外にポップに仕上がってましたね。
スパイク:まあポップでも男気あふれる感じにはなってると思いますけど。
──最初にSUPER SNAZZを結成した段階で、女の子バンドを作ろうっていうのがあったと思うんですけど、徐々に男のメンバーが増えていって、今半々になってますけどその辺の心境の変化みたいなのってありましたか。
トモコ:特にメンバー入れるなら絶対女の人っていうのが、最初のメンバーチェンジの段階でなかったんで。確かに最初は女の子バンドということで始まったんだけど、それから色々経て、女の子がやめたから女の子を入れるっていうことに対してのこだわりもなくなって、男か女かっていうよりは音とか趣味とかでメンバーを選ぶ様になったんですよ。
スパイク:やりたい人とやろうって感じで。
──入る側からするとその辺はどうなんですか。
マーキー:やっぱり多少は気にはなりましたね。でもそれも男か女かっていう部分よりは、前のギターのカナちゃんはSNAZZの一番最初からずっと今までやってきたっていうのもあって、やっぱりファンの人もカナちゃんのギターの音が根付いて聴いてたわけだから、そこに入っていって大丈夫かな、っていう心配ですね。まあそうじゃなくてもメンバーチェンジっていうのは大変なんだと思うけど。でもそれよりはSNAZZでギターが弾けるっていう喜びの方が大きかったんで入ることにしました。
──実際バンドに加入してギター弾くに当たって前のギターの音は意識しましたか。
マーキー:正直言うとちょっとはありましたね。まあ、だからといってそれに似せたりっていうのはなかったんだけど、スナッズの音=カナちゃんのギターの音っていうのがあったんで心配はありましたよ。でも実際入って弾いてみたら違和感が無かったし、今ではSNAZZにおいての自分の役割っていうのもわかってきたんで。
──今回レコーディングは何日間でやったんですか。
シュウ:全部で5日間ですね。実際録音したのは3日くらいですけど。
自分たちで納得できる曲をジャンル関係なしで入れた
──3日間ってかなり早い方ですよね。
トモコ:その3日間も夕方からスタジオに入って、みたいな感じだったんで進行的にはかなり慌ただしかったんだけど、その中でも絶対に雑にはしないっていうのは意識してやりました。
──アルバムを作るに当たって「こういう感じにしよう」みたいなテーマってあったんですか?
トモコ:まあテーマっていうテーマじゃないんだけど、今までで一番いいものにしようっていうのはありましたね。音的にも今までよりもより丁寧に作っていこうっていう感じで、完成してからこうしておけばよかった、ああしておけばよかった、みたいな思いはなるべくしたくないんで。自分のパートに関してはかなりじっくりつめてからスタジオに入りました。
──今までに比べて全体的に洗練された感じは受けましたね。
トモコ:雑な感じにはしたくなかったんで、後味がスッキリするような感じで作りました。
スパイク:何回も聴けるような感じにしようっていうのはあったよね。
──出来あがったものを聴いてみてどうでしたか? 特にマーキーさんは今までバンドを外から客観的に観てたっていう立場でもありますけど。
マーキー:まあいざ自分が弾いてると客観的には聴けなくなっちゃいますよね。他の人からしたら気づかないような間違いとかも自分だと気づいちゃって、そういうところばっかり聴いちゃったり。でも、単純にアルバム的にはすごい格好いいと思いますよ。今まで外から観ていて格好いいと思ってたSNAZZの要素をちゃんと継承しているっていう自信はありますね。
スパイク:まあ録ったものはメンバー皆気に入ってますよ。
シュウ:とにかく楽しく、自然にやりたいと思った曲を4人でやったんで。自分たちはこういうジャンルだからこういう曲、とかこういう人たちに聴いてもらえるのはこういう曲だからこういう曲をやろう、とかじゃなくて本当に自分たちで納得できる曲をジャンル関係なしで入れたつもりです。
それぞれの土地のライブハウスにも色がある
──11月からこのアルバムを携えての全国ツアーをするんですよね。
トモコ:北は八戸から南は九州鹿児島まで三週間くらいかけて色々まわりますよ。
シュウ:行ったことのないところばっかりだから本当に楽しみですね。
──ホームページで対バンを募集してましたけど、それは地方地方のバンドと一緒にやろうってことなんでしょうか。
トモコ:行ったことがないところが多いんで、知らないバンドもいっぱいいると思いますから。
──それぞれの地方で独自のシーンみたいなのがありますもんね。
マーキー:そういう人たちと一緒にやりたいね。
シュウ:それぞれの土地のライブハウスにも色があるからね。そういうところでやるのも楽しみだよね。
──お客さんの方からしても、地方だとSUPER SNAZZをなかなか観る機会ないでしょうから、嬉しいでしょうね。
スパイク:東京でやってると大体いつも来ているお客さんだから、そういう人が観に来てくれたら嬉しいね。
トモコ:あと、色んなおいしい物も食べられるし(笑)。
──やっぱりツアーといったら各地のグルメですか。
マーキー:女性陣はそうですね、まあ俺も楽しみかな。
トモコ:観に来る方は普段観れないバンドが来て嬉しい。バンドの方は普段食べれないものが食べれて嬉しい。お互い需要と供給が成り立ってるわけですよ。
──微妙に思いがかみ合ってないという。
トモコ:いいライブありがとうって言われたら、こちらこそおいしかったよ! って(笑)。
マーキー:ごちそうさん!
スパイク:ライブがんばるんでおいしい店を紹介して下さい!
シュウ:とにかくアルバムも自分たちの納得できるものができたんで、それを聴いて気に入ってくれたらライブの方にも是非きてもらいたいですね。
マーキー:がんばって弾いたんで。曲も格好いいし、買ってみたらどうでしょう? (笑)
スパイク:まあ、ツアーも楽しみに行くんで来て下さい。
トモコ:お近くの方は足を運んでもらって生で確認してもらいたいよね。それで、家に帰ってCDを聴いてよい眠りについて下さい!