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第76回「オンド・マルトノ②」
(前回、第75回「オンド・マルトノ①」からのつづき)そして石岡久乃さんのピアノのアルペジオに誘われ、コンサート1曲目は、「ドビュッシー・アラベスク第一番」で幕開け。おおくぼけいと頭...more
2022.10.17
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第75回「オンド・マルトノ①」
オンド・マルトノという楽器をご存じだろうか。簡単に言えばいわゆる鍵盤型電子楽器ということになるのだが、1914年、吹き荒れた第一次世界大戦時、フランスの通信技師だったモーリス・マルトノが真空...more
2022.10.10
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第73回「レーザー・ショック⑤ 〜レーザー革命〜」
出来上がったCMの映像を観させられて、思わずのけぞってしまった。それはそうだ、あれほど「革命」という言葉を外してくれと懇願していたのに、画面に思い切り登場してきたのが「レーザー革命」の大文字...more
2022.09.26
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第72回「レーザー・ショック④ 〜カムリPANTAスペシャル!?〜」
何週間も借り切ってCM撮影の行なわれているスタジオにお邪魔した。ATG映画が一千万で作っているご時世に、この数秒の画をつくるのに○○億円の予算をかけるCM業界。厳重な警戒のなか、スタジオに入...more
2022.09.19
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第71回「レーザー・ショック③ 〜レコーディング完了〜」
八分の六のミディアムスローで書き上げられた「レーザー・ショック」は、矢野誠のアレンジで順調にレコーディングが進んだ。電通側の大勢いるプロデューサー連中も大喜びで、クライアントのプロデューサー...more
2022.09.12
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第70回「レーザー・ショック② 〜キャッチコピーは?〜」
まだこの時点では極秘事項として情報公開は厳禁されていたが、TOYOTAが初めて手掛けるFF車カムリ・ビスタという車のCM。積載されている新型エンジンが「LASRE」として初めて商品ブランドと...more
2022.09.05
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第69回「レーザー・ショック① 〜TOYOTAからのCM依頼〜」
以前より、プロモーションとしてのTVコマーシャルとの関わり方をどうするか?という案件がレコード会社より出されていて、自分としては化粧品は使わないので、資生堂ほかのメーカーは問題外、ロールス...more
2022.08.29
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第68回「スージー・クアトロ④ 〜ツアー最後のハプニングと再会〜」
そしてスージー・クアトロとのツアーは終盤に近付き、地方最終の富山を迎えたのだが、翌日、渋谷公会堂へ行かねばならないのに天候不順で有名な小松空港から飛行機は飛べない。このときのウドーのスタッフ...more
2022.08.22
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第67回「スージー・クアトロ③ 〜バスの座席のグレン・ミラーとクリフ・リチャード〜」
ホテルにて朝食を取り、移動日だったと思うが、いきなり背中のほうで、いまでいえばエアプレイだが、ラッパを模した口真似で、グレン・ミラーの「IntheMood」のさわりが飛び込んできた。...more
2022.08.15
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第66回「スージー・クアトロ② 〜俺の寝坊とジュークボックス〜」
1976年6月12日、13日の中野サンプラザでの昼夜2デイズを皮切りにいよいよスージー・クアトロとのツアーは始まり、30分という短い時間であるが、思い切りジャパニーズ・ロックとして、PANT...more
2022.08.08
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第65回「スージー・クアトロ① 〜オープニングアクト:PANTA&セカンド〜」
1975年、初期頭脳警察を解散し、ソロとして動き始め、アルバム『PANTAX'SWORLD』を出した1976年。当時、「CANTHECAN」ほか数多くのヒット曲を出し、絶大な人...more
2022.08.01
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第64回「ダイアモンドヘッド」
名古屋の得三(TOKUZO)でのアンコールで階段を踏み外し、骨折。激暑の夏の2カ月間をギブスを嵌めたまま、『オリーブの樹の下で』のツアーを敢行。そしてギブスを外せたと思ったら束の間、竜太(息...more
2022.07.25
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第63回「ナレーション」
ファッション雑誌『SPUR』の創刊にあたり、テレビコマーシャルのナレーションをやることとなった。キャッチコピーは忘れたが。「『SPUR』発売〜」のような文句を低い声から高い声まで50〜60パ...more
2022.07.18
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第62回「クリミア行き」
英国の国営放送と米巨大動画会社が初めて合同で製作する映画のオファーを受け、南アフリカのケープタウンに行くことになった。ただ問題は、このところマーティン・スコセッシの映画『沈黙─サイレ...more
2022.07.13
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第61回「R★E★D」
東京湾の通称「軍艦島」(第二海堡)で、アルバム『R★E★D(闇からのプロパガンダ)』(1986年5月発表)のスティール撮影がセットされた。関係各位から軍装品などの徴収には非合法スレスレのもの...more
2022.07.04
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第60回「同志少女よ、敵を撃て」
凄まじい物語と出会ってしまった。アガサ・クリスティー賞に選ばれた『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬著・早川書房刊)という赤軍女性狙撃手を描いた小説。小説なのだがどんな時事評論...more
2022.06.27
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第59回「メシアン」
NHK『映像の世紀』のテーマソング「パリは燃えているか」で知られる加古隆さんが恩師オリヴィエ・メシアンに教わったパリ国立高等音楽・舞踊学校コンセルヴァトワールの仲間たちを訪ね歩く番組を観てい...more
2022.06.20
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第58回「唇にパンク」
『唇にパンク』(笠原倫・著)という伝説的ともいうべき漫画がある。自分のアルバム『唇にスパーク』からインスパイアされていると聞いたが、それはそれは死ぬほど面白く、バカバカしく、...more
2022.06.13
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第57回「金曜スペシャル」
頭脳警察に『金曜スペシャル』の話が舞い込んできた。フィリピンの孤島で現地人の前でロックを演奏してほしいとの話だった。話を聞けば、フィリピンのモロ湾に撮影のために入...more
2022.06.06